ヨーロッパとチョコレートのお話

チョコレートの歴史

紀元前2000年頃、古代メキシコでは、カカオは「神様の食べもの」と言われていました。当時はカカオ豆をすりつぶしたドロドロの飲み物で、「チョコラトル」呼ばれ、人々はバニラやスパイスで香りをつけて飲んでいました。
この、チョコラトルは大変高価なもので、原料となるカカオ豆は通貨としても使われていたそうです。

1519年スペイン人のフェルナンド・コルテスは、メキシコに上陸し、人々が飲んでいるチョコレートの効用を知り、疲労回復に利用しました。
コルテスは、その後カカオをスペインに持ち帰り、やがてチョコレートはヨーロッパ全土の王侯貴族に広まっていきました。

1828年には、オランダ人のヴァン・ホーテンがカカオ豆に含まれた脂肪(カカオバター)を取り除き、チョコレートを飲みやすくした飲料を発明しました。これがココアのはじまりです。

1840年頃には、スイス人のフランソワ・ルイ・カイラーによって板チョコのスゥイートチョコレートが考案されました。
これが食べるチョコレートの始まりです。


ヨーロッパの生活とチョコレート

ヨーロッパの人々には、愛する人、大切な人、そして、特別な日に、チョコレートを贈る習慣があります。
王室にも愛されてきたそのチョコレートの歴史は上記のように古く、ヨーロッパの人々に選ばれ磨きつづけてきました。
そこ、ヨーロッパにはチョコレートの専門店が、街中のいたるところにあり、その手作りのチョコレートの味は、世界中のどことも違う、きれいな美味しさがあります。


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