France Alsace 2019 Noël 『Douceurs d'Alsace』


伝統的な美味しいお菓子にあふれる「アルザスの郷土菓子」。

フランスの北東部の「アルザス地方」は、ライン川とヴォージュ山脈にはさまれた、自然豊かな土地です。ドイツとの国境地域に位置するため、過去にはドイツ領土だった歴史があります。そのためにアルザスはフランスでありながら、ドイツ文化も感じられる独特な雰囲気をもつところでもあります。乳製品やフルーツが豊富なアルザス地方、フランスのほかの地方とはひと味違った郷土菓子が多いのも、特長です。お菓子の王国とも言われ、実際、アルザス地方出身のパティシエは多く、日本人のパティシエも数多く修業されています。そんなアルザスの伝統郷土菓子、季節の行事などにあわせて作られる独特なお菓子です。


『Kugelhopf・Kouglof(クグロフ)』
アルザス地方の伝統郷土菓子。陶器のクグロフ型にアーモンドとキルシュで香りをつけたレーズンを入れ、ブリオッシュ風の生地を入れて焼き上げたもの。(食べる前に粉砂糖をふりかけるといわれていますが、売っている段階で、かかっているものとかかっていないものがあります。)
アルザス地方では日曜日の朝に焼くパンで、アルザス産の白ワインによく合うそうです。お店によって、大きさも、中身の生地やフルーツも様々。アルザスでは、どこでも見かけます。大きさは、一般的なクグロフ型のサイズと、ミニサイズなどもあり。


『Maennele(マナラ)』/『BONHOMME(ボノム)』
男の子を形取った菓子パン。『マナラ』・『ボノム』と名付けられる、12月6日「聖ニコラウスの日」と呼ばれる日に、このパンを食べる習慣があるそうです。一般的に、プレーンと、チョコチップの入ったショコラがあります。サイズやデザインは、お店によってオリジナル。


『Pain d'épices』(パンデピス)
文字通り、“香辛料(スパイス)のパン”ですが、人形や、クリスマスをモチーフにしたクッキータイプのものと、ケーキのようなパンのような、切り分けて食べるタイプのものがあります。どちらも、『pain d’épices』(パンデピス)です。一般的なお菓子ですが、クリスマスの時季になると、よく見かけます。

ドイツなど、ヨーロッパの国々を考えても、クリスマスのお菓子は、スパイスを効かせた焼き菓子が多く見られます。ドイツのニュルンベルクの銘菓『レープクーヘン』も、スパイスの焼き菓子です。イギリスでは、『ジンジャーブレッド』です。
『pain d’épices』(パンデピス)は、歴史ある伝統のお菓子だけに、お店毎にこだわりも強く、味わいや食感、デザインもかなり違いがあります。


『Bredele(ブレデル)』
アルザス伝統のクリスマスのクッキー。クリスマスの時期になると、小さなクッキーがたくさん登場し、プレゼントしたり、家庭でも食べたりするようです。家庭でも焼かれるようですが、パティスリーでは、色々な種類の詰め合わせたギフトが出回ります。




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