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France Rhone-Alpese【Annecy】
2022
《patisserie》《boulangerie》
【PAN&GATÔ】パン エ ガトー
毎日の食卓に欠かせない、町の人気店。
アヌシーの中心の駅から、バスで10分程、「ALBIGNY」のバス停のすぐ近くの、ブランジェリーとパティスリーのお店『PAN&GATÔ(パン エ ガトー)』。
ここは、アヌシー湖畔の住宅地で、中心部の商業地とは違った、穏やかな地区です。アヌシーの地元の人々に大人気の『PAN&GATÔ』。2011年に設立され、お店の外観は、とてもシンプルで、車で来るお客さんの為に、大きな駐車場も併設されています。毎朝6:30からの営業で、次から次へと、地域の人々が訪れます。(お昼前後になると、お店の外にも行列が出来ているそうです。)
決して気取ったものではなく、フランス人が毎日生活して行く中での必需品、なくてはならないもの。本物の味のシンプルな喜びを感じてもらおうという一心で、日々努力を注ぎ、作り上げられた、フランス伝統のバゲットやお菓子たちです。お店の中には、フランス人の普通の日々の食生活が、目に見えるように、“生活とともにある”、欠かせないお店なのが、伝わってきます。
フランスならではのパン、ガトーやヴィエノワズリ、ビスキュイ(焼き菓子)など、多種多様なアイテムがズラリ・・・。
元気な力強い男性のスタッフが、あたたかくテキパキした対応で迎えてくださいます。
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町で大人気の『PAN&GATÔ』。
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ショーケース、その上や周りにも、“フランス伝統”のお菓子の数々。
壁面の棚には、ストックがたっぷり準備されています。 -
焼き色や生地のふんわり感、チョコやナッツなどのボコボコ感など・・・、見るからに美味しそうな焼き上がりです。しかし、それだけではなく、実は、食べてみて初めて分かる美味しさも、隠されているそうです。
『ESCARGOT RHUM RAISIN(エスカルゴ・ラム・レザン)』は、パリパリの生地にラムの香りが強く残るなど、人気で有名な一品です。 -
フランスのサヴォワ地域発祥の王冠の形のケーキ『GÂTEAU DE SAVOIE(ガトー・ドゥ・サヴォワー)』。
『PAN&GATÔ』のは、シフォンケーキとカステラの間のようですが、生地は、甘くなく、軽く、ふんわり・・・。まわりの茶色い部分は、砂糖をこがしたようなカラメルのような味わいで、ホロホロに崩れるような仕上がりです。あるようで無い・・・、初めてのような、不思議な優しい味わい。また食べたくなるような、お菓子です。 -
『GÂTEAU DE SAVOIE』
フランスのサヴォワ地域発祥の王冠の形のケーキで、起源は14世紀頃。フランス南東部のサヴォア地方を支配していたサヴォア伯国のアメデ6世が、公爵に格上げしてもらうために、必死な思いで作ったお菓子だと言われています。アヌシーのお菓子屋さんでは、お店により様々な、味わい、食感で、よく見かけます。
卵白と卵黄を別立てにした、小麦粉、砂糖からなるビスキュイ生地で、バターなどの油脂が入っていないため、キメが細かく非常に軽い食感が特長のお菓子です。『Biscuit de Savoie(ビスキュイ・ドゥ・サヴォワー)』と呼ばれることもあります。