チェコレートの街・ヨーロッパの街並み

France Provence 編 〜Arles〜


【レ・ボー・ド・プロヴァンス】

 アルルからバスで30分くらいのところに、平原の中に白い石炭岩をむき出しにした岩山があります。これが、「レ・ボー・ド・プロヴァンス」の村。フランスで、最も“美しい村”と称されています。

 中世の頃、この地に栄えたボー家は、南フランスで最強の勢力を誇り、80の町を従えていたと言われています。しかし、14世紀末には、ボー家の血筋は絶え、最初はプロバンス公国に、後には、フランス王国に支配されました。そして、1632年、ルイ13世の宰相リシュリューによって、レ・ボーの町は完全に破壊されました。

 この村の中にそびえるように建つ、今ではすっかり廃墟となった『レ・ボーの城塞』があります。城塞の中は、テーマパークと化し、中世の面影、要塞そのものを感じ取ることができます。
 また、この城塞からの眺めは素晴らしく、周りは見渡す限りのオリーブ畑。その中に、石炭岩の白い岩山が点々とあり、ボーの名を取って付けられた鉱物ボーキサイトの含まれた赤茶けた土も見えます。人気の拠点となっています。

『レ・ボー・ド・プロヴァンス』の村
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『レ・ボーの城塞』の中世の面影
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