チェコレートの街・ヨーロッパの街並み

France Provence 編 〜Avignon〜


【ポン・デュ・ガール】

 アヴィニョンとニームの中間あたりにある、ガルドン川に架かるローマ時代の水道橋で、高さ49m、長さ275mという、古代ローマの巨大遺跡。世界遺産に登録されています。
 紀元前19年、ローマ帝国はユゼス山地の水源から、ニームに水を流すため約50kmの導水路を建造。高低差が約17mで、水が滞りなく流れるように平均1kmあたりに24cmの微妙な勾配をつけて造られました。当時のこの設計と建築技術の水準の高さは、驚かされるものがあり、偉業の、力強く美しい姿が、伝わります。

 現在、導水路で残されているのはこの「ポン・デュ・ガール」のみ。上階層は、導水管を備えた高さ49m。高さ20mの中階層は、歩行可能な通路。6つのアーチ、幅5mを越える最下層は、この大きさと、数tに及ぶ石材とで、橋を支えています。

ローマ帝国の巨大遺跡『ポン・デュ・ガール』
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歩行可能な中階層部分
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