Espagne Barcelona 編


【Espagne】バルセロナ

 スペインはいくつもの「地方」に分かれていて、その地方ごとに「国」があると言われていますが、バルセロナはスペインの西部、地中海に面した「カタルーニャ地方」の州都です。そして、カタルーニャ地方自身も、独自の文化と歴史を育んできました。イスラム教徒がイベリア半島の大半を支配していたとされる9世紀、カタルーニャはバルセロナ伯国として独立を宣言し、これが現在のカタルーニャの起源とされています。この長い歴史は、バルセロナの街にたくさん活かされています。古い歴史的建造物をはじめ、古い文化、古い人々の生き様が街中、当たり前のように存在します。
 一年中温暖で、降水量の少ない地中海性気候で、ヨーロッパでは、暖かく過ごしやすい地域で、通常なら、新春の1月頃からは、雨も少なく、そのまま暖かな春を迎える、カラッとした空気の過ごしやすい街です。

 現在のスペインで、「バルセロナ」は、マドリッドに次ぐ第二の都市とされています。「バルセロナ」といえば、オリンピックの開催都市の印象がありますが、かれこれあれから18年も経っています。また、最近では、1882年に着工したにもかかわらず、現在もまだ建築中の『ガウディ』で知られる「サグラダ・ファミリア」をはじめとする、街中至る所にある世界遺産となる「ガウディ建築」も人気です。歴史と文化が行き交う中でも、街は整備され、国際都市である印象も感じました。土地的に、神戸と似たようなところがあり、山と海に囲まれた、非常に綺麗な街です。そのせいか、神戸と姉妹都市の関係があるそうです。また、「バルセロナ」の人口は約160万人。人口も、神戸市に近く、少し多いくらいです。また、「マドリッド」はスペインの首都ですが、ただ大きく、人が多く、会社が多い、そんな印象がマドリッドにはありますが、「バルセロナ」は、観光地。美しく、見所いっぱいの街です。

 スペインと言えば、チョコレートの元祖の国だけに、「バルセロナ」でもチョコレートは、人気の一品。色々なオリジナルのショップやチョコレートを発見できます。(この街の人も、チョコレートが好きなんだなあ。・・・としみじみ感じさせられます。)〜バルセロナ生まれの独自のこだわりを持ったチョコレートショップも何店舗かあり、量販店などでも、大きなチョコレートのコーナーがあります。カタルーニャ料理には欠かせないと言われているナッツも、チョコレートに多く取り入れられ、ナッツとチョコレートや、チョコレート自体を味わう板チョコをオリジナルでアレンジしたものが目立ちます。スペイン生まれのチョコレートショップで『CACAO SAMPAKA(カカオサンパカ)』がありますが、ここがバルセロナのチョコレートブームの火付け役となり、チョコレートがさらに人気の注目アイテムになっていったそうです。
 

 バルセロナは、古い歴史ある街ですが、もっと、これからも生きて、成長し続けていく街、魅力は耐えることないと思います。


「モンジュイックの丘」から見下ろした町並み
▲クリックで拡大します。▲
街に点在するガウディ建築のひとつ『カサ・バトリョ』
▲クリックで拡大します。▲

戻る