France Bretagne 2024 【Brest】ブレスト


「『Paris-Brest』」

とても有名なフランス菓子『Paris-Brest(パリ・ブレスト)』。一般的に、リング状のパイ・シュー生地に、プラリネクリームがサンドされているものがよく見られます。
この「パリ・ブレスト」は、1891年に自転車レース「Paris-Brest-Paris」(パリ・ブレスト・パリ)の開催を記念して考案されたようです。このリング状は、自転車の車輪の形をイメージされたそう・・・。考案者は、コースの沿道であるパリ・ロングイユ大通りの菓子店の職人だと言われています。当初は、パリ・ブレストはレースの目的地である二つの都市間で作られていたそうですが、のちにそれ以外でも作られるようになり、フランスを代表する菓子の一つとなりました。
ブレストの街中では、いろいろなお菓子に『Paris-Brest』という名前が見られます。例えば『Paris-Brest』でないお菓子でも、プラリネクリームが入ったものには、“風味の名前”などに“Paris-Brest”と付けられていたり・・・。人々の、ブレストの街への想い、愛着心などが感じられます。


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