France Auvergne【Clermont-Ferrand】 2025 Noël 《Chocolaterie》
【Vieillard】ヴィエイヤー


2025 Noël

240年以上もの伝統と職人の手仕事…老舗ショコラティエ

フランスの中央高地、古代の火山の街、フランスの中でも最も古くからある街のひとつである「Clermont-Ferrand(クレルモン=フェラン)」の街の中心にある、時代の流れを感じさせない、別空間のような佇まいの、Chocolatier(ショコラティエ)、Confiseur(コンフィズール)・・・。チョコレートと砂糖菓子の老舗店、『Vieillard (ヴィエイヤー)』。(フランス語で“Vieillard”とは、“敬意を込めた男性の老人・年寄り”を意味しますが、人名や古い老舗のブランド名などにも見られる言葉です。)
Chocolatierとしての歴史は、1781年より、菓子・チョコレート職人の「Vieillard(ヴィエイヤー)」氏によって紡がれ始め、19世紀以降、経営者は時代とともに移り変わりましたが、手書きのレシピや、伝統的な製法は、受け継がれ続け、今日の『Vieillard』に繋がっています。厳選された原材料と、全くの無駄を感じられない職人の手仕事・・・、その積み重ねにより作られるchocolatsやconfiseriesは、このお店こその確かなもの。 街の中心部にお店は、このRue BLATIN(ブラタン通り)のお店のみで、郊外に大きめの工房と併設のお店があります。静謐で小さな店内は、華美な装飾や余計なものは無く、お店のspécialité(特別なお菓子)である、chocolatsとフランスの伝統菓子confiseriesだけに向き合う、受け継がれる姿勢がとても強く感じられます。そのお菓子一粒一粒は、長い歴史と確かな技術が濃縮されたもの・・・。流行にとらわれず、歴史に胡座をかくこともない・・・、地元の人々がお気に入りのspécialitéを、慣れた感じで当然のように買って行く・・・、本来のフランス職人としての姿や、このClermont-Ferrandの穏やかな街の時間をも感じる、この街の象徴的なお店。

お店のspécialité(銘菓)は、約10種類。chocolatsとconfiseries、様々なアイテムです。これらは、お店には、トレーに少しずつ並べられていますが、奥の工房にたくさんのストックが作られ、用意されています。基本的に、すべて量り売りで、地元の方は、お気に入りの種類が決まっており、その種類のみを大きな簡易のBOXに入れてもらい、大量に買われていました。様々なサイズの箱が用意されているので、目方でも、個数でも、好きなだけを好きなように購入出来ます。ギフト用に、箱や缶も、用意され、単種類のものや、詰合せなど、様々です。こちらも、予めセットされて商品化されているものもありますが、好きなように入れてもらうことも出来ます。お店のスタッフの方は、とても丁寧に対応してくださいます。
店内には、『TABLETTES(板チョコ)』や、フランスの地方伝統菓子の『Marrons glacés(マロングラッセ)』や、『Pâtes de fruits d’Auvergne(オーヴェルニュのパートドフリュイ)』など・・・。この時期、クリスマス用のアイテムも見られます。

すべての商品は、長い歴史と、確かな職人の技術が凝縮された仕上がり・・・。口の中で溶けながら広がる余韻は・・・、フランスでも、これまであまり味わったことの無いような、完成度。これが本来のフランスの職人技なのだと、改めて感じさせられます。
フランスの中央高地、とても穏やかな歴史ある街「Clermont-Ferrand」の雰囲気が、お店にもそのまま感じられるようです。


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