France Auvergne 2025 Noël 【Clermont-Ferrand】クレルモン=フェラン


オーヴェルニュの中心都市が、「ピュイドドーム県(Puy-de-Dôme)」の県庁所在地「クレルモン=フェラン(Clermont-Ferrand)」です。フランス国土の“真ん中”で、フランスを代表する休火山の麓、火山地帯に囲まれた、フランスの中でも最も古くからある街のひとつです。現在のクレルモン=フェランは、大司教の庇護の下で発展した都市である「クレルモン(Clermont)」と、公爵の城下町の「モンフェラン(Montferrand)」が統合されて出来ました。その為、現在でも、それぞれに特徴を備えた2つの都心部をもつ街として成り立っています。
「クレルモン=フェラン」は、「黒い街(La ville noire)」とも言われています。近くの火山活動で形成された黒い火山岩(玄武岩)を建材として多く利用しているため、黒い火山岩で造られた建物が、フランスでは珍しい、漆黒の独特の街の景観を作りだしています。非常に重厚感があり、荘厳な雰囲気、街の歴史を物語るようです。
街のシンボルである真っ黒な「ノートルダム=ド=ラソンプション大聖堂」は、13世紀に建造されたゴシック様式で、街の中心部の丘の上に、街を見守るかのようにそびえ立っています。新しい近代的な建物が多くなった現在でも、歴史的な漆黒の建造物が所々に残されているこの景観は、クレルモン=フェランの街の魅力、特徴です。

景観的に、フランスの中でも非常に重厚感のある雰囲気。歴史ある街ですが、オーヴェルニュ地方の中心の街だけあって、街の中心部には大きなショッピングセンターや、様々なショップが通りに並び、非常に新しい明るい雰囲気です。また、大聖堂のような歴史的な建物が並ぶ、モンフェランの旧市街の辺りでは、非常に落ち着いた閑静な雰囲気の中、レストランやショップが立ち並ぶなど、新しいものと古い伝統との共存が、特別感ある光景、雰囲気を作りだしています。また、街が非常に綺麗で、街の人々は、非常に穏やかで優しい・・・。フランスの山に囲まれたという景観だけではなく、街全体が穏やかな空気で包まれています。
この中心部は、クレルモン=フェランの街の中でも一部分で、この中心部を外れると、フランスの田舎町の田園の風景が広がっており、とても豊かな空気が流れています。
また、クレルモン=フェランは、世界的に有名なタイヤのメーカー「ミシュラン(Michelin)」が創業した街、現在も本社があり、街のシンボルとなって、ミシュラン博物館などの関連施設もあります。
このように、フランス国土の「真ん中」に位置することで、素朴で力強い自然と、それに根ざした独自の文化が形成されています。


漆黒の街のシンボル『ノートルダム=ド=ラソンプション大聖堂』



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