France La Corse 編


【France】コルシカ島 〜Ajaccio〜 

 コルシカ島は、フランスでは『Corse(コース/コルス)』といいます。ニースから南東180kmの、地中海にある島で、別名、『Ile de Beauté(イル・ド・ボーテ)』、“美の島”とも言われています。フランスでは、どこにも無い、独自の美しさと魅力にあふれていると、言われています。

 コルシカ島は、地中海の本当に美しい、透き通る青い海に囲まれ、幾つもの世界遺産がある島。大きさは、四国の半分くらいです。ただ、コルシカ島自体の詳しい情報は、あまり無く、このコルシカ島に行くには遠く、島内でも、列車は一日に数本で、レンタカーでも無ければ、かなり大変だと思います。
 すぐ南には、イタリアのサルディニア島があり、イタリアに近く、かつては、ジェノヴァやトスカーナの共和国領だった為に、イタリアの影響が強く見られるようです。また、フランスに対する独立意識が高いことでも有名だそうです。


 「アジャクシオ」は、コルシカ島の大きな2つの街のうちの1つで、ナポレオン1世の生誕の地です。島の西海岸にあたる港町です。かなり情報は少なく、何も無い島なのかと思えがちですが、行ってみると、地元のショップやレストランが連なり、青い海の海岸で、読書をしながらバカンスを楽しむ、フランス人の憧れのリゾート地として人気で、ニースの高級リゾート地とはまた違う、静かな落ち着いた雰囲気の、フランスの国民らしいバカンスのリゾート地、といった印象があります。
そして、何もかの魅力が詰まった島・・・、コルシカ島は、あまりにも大きく感じます。

 コルシカ島では、頻繁に目に入っる言葉が、「コルシカ産の〜」。トマトやその他野菜、蠣などの海産物、果物、ワイン、パン、地ビール、料理でも、何でもあります。そして、特産物は、栗の粉で作られたお菓子です。特に、コルシカ島の銘菓『Canistrelli(キャニストレイ)』は、原材料などすべて、コルシカ産のものだそうで、その中に、「châtaigne(シャティーヌ)」という風味があり、それは、栗の粉が入った特別なものだそうです。その他にも、栗の粉で作られたドーナツや、バゲット、パンケーキ、ありとあらゆるものがあるようですが、もともと、島の特産物である栗を主食として補い、色々な料理に、使われたそうで、今では、フランスAOCの認証を受けているそうです。コルシカ産は、他にも、フランスの地理的表示保護(IGP)の対象となっているものがたくさんあります。

 そんな地元で採れたものをほぼ使っている、そんな街の雰囲気には、団結力的な、強いものを感じます。コルシカ産のものは、フランス内でも他になく、とても丁寧な、貴重な、味わい深いものが多く、これは、ここでしか味わえない魅力が、大きいと思います。だから、他のどこのフランスでも見たことのない独特なものが、多いのだと、納得できます。

 とても偉大で、たくさんの魅力の詰まったコルシカ島です。

コルシカ島『Ajaccio』
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透き通るような青い海が広がります。
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港には、フェリーやボートもたくさん。
ヨットハーバーもあります。

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『Ajaccio』は、ナポレオン生誕の地。
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『Îles Sanguinaires』
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