France Côte d'Azur 編

フランス南部の「トゥーロン」から「モナコ」までの地中海沿岸一帯を総称して 「コート・ダジュール」といいます。 1887年に詩人のステファン・リエジュールによって名付けられました。 非常に響きのきれいな言葉です。「紺碧海岸」という意味ですが、 ここに来ると、決して名前負けでない、その美しいパラダイスにピッタリの名前であると、 感じると想います。

楽園のようなこの地は、高級リゾート地とされ、 世界中からヴァカンスを過ごすために訪れる人々も多くいます。 また、パラダイスとは別の一面があります。山岳地帯に広がる、隠れ家的な村々です。 中世の頃、襲撃を防ぐために岩山の頂に城壁で取り囲むようにして築かれた“鷲の巣村”、 これらは、現在では自然と同化し、美しい姿となって人々を迎え入れてくれます。

一年中の温暖な気候、まぶしくなるような日差しに、綺麗な青い色の澄んだ海、 そして後ろを見ると、岩山の山岳も見えます。 この、海と山に囲まれた風情は、どこかしら神戸によく似ているなあ、と感じます。 これら、海と山、太陽の恵みから授かる特産物の数々は、贅沢なほどの宝庫です。 この楽園天国が、「コート・ダジュール」の姿です。


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