【Allemagne】ハンブルグ
ハンブルグは、ドイツ第2の都市、ドイツ最大の港町として、活気に満ちた都市です。北ドイツでは中心都市として、また、ブレーメンと共に、ドイツでは例外的に都市だけでひとつの州をなしている「ハンザ同盟都市」です。
ハンブルグは、ドイツ最大の港湾都市ですが、エルベ川の河口から約100kmもさかのぼったところにある河川港なので、日本での港町のイメージとは、少し異なります。波止場独特の旅情溢れるムードや、アルスター湖畔のさわやかなリゾート気分、運河沿いのロマンチックな雰囲気ムードも人気の、水辺の町です。
12世紀頃から交易の中心地として急速に発展し、14世紀にはハンザ同盟の有力都市としてさらに繁栄しました。第二次世界大戦で大きく破壊し、古い街並みはほとんど残っていませんが、国際港湾都市ならではの、活気に満ちた姿は印象的で、人気があります。音楽家のブラームスなどの生誕地であり、ビートルズが下積み時代に活動していたことで知られる町です。
古い街並みがほとんど残っていないだけに、町は非常に近代化されています。デパートや商店が並ぶ、歩行者天国ともなっている通りから、ヨーロッパ諸国のほぼすべてに近いほどの種類のブランドショップが建ち並ぶ通り、そして、有名な7カ所の大きなショッピングアーケード。寒い冬や天気が悪いときでも、気軽に楽に買い物が出来るショッピングアーケードの充実は、北国のハンブルグならではの特徴です。
とにかく、色々なお店が、どこに行ってもある、ある、ある、そんなハンブルグの町は、老舗や歴史を感じさせるお店やブランドというよりは、ドイツで、ヨーロッパで、世界で、名の通るお店なら、欠かせないでしょう。こんな感じで、チョコレートショップもあります。寒い北国なので、チョコレートは、この地域の市民にもとても人気です。また、春〜夏にかけての季節は、貴重な短い夏なので、チョコレートでもアイスタイプが好まれ、テラス席でゆっくりと時を過ごしては、明るい日差しを楽しみます。
また、漁港なので、新鮮な魚介料理も人気がありますが、ハンブルグは“ハンバーグ”の発祥の地なので、街中、ジュウジュウと香ばしい匂いを漂わせた焼きたてのハンバーグをパンで挟む場面も多々見かけます。ドイツらしい、風情です。
また、ひと味違ったドイツを感じます。
【ハンザ同盟都市】ハンザ同盟とは、通商、交易などの利益の保護の目的で結成された都市同盟で、王侯貴族の支配を受けない、皇帝直属の自由都市が加盟していました。ハンザ商人は、鉄鉱石や塩、毛皮、木材などを取り扱い、主に北海やバルト海の交易に携わりました。その最盛期は、13世紀後半〜15世紀で、ドイツ北部を中心に100以上の都市が加盟し、バルト海沿岸の主導権を握っていました。北欧風の建物や、海岸線の爽やかな風景が特徴です。
活気にあふれた「ハンブルグ中央駅」
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中心部の「アルスター湖」
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