【アルファマ】
リスボンの中心から東側に広がるのが「アルファマ地区」。ここは、1755年の街を壊滅させたリスボン大地震の被害を奇跡的に免れた唯一の地区です。そのため、迷路のような路地や急な坂、歴史的建造物など、リスボンで最も古い街並みが残り、郷愁を漂わせる風情があります。
時代の変遷を物語るリスボン史の象徴《サン・ジョルジェ城》
古代、ローマ人の手によって要塞として建設され、その後、西ゴート族、イスラム教徒、キリスト教徒の王、ポルトガル王家など、数百年の時代ごとに、この城の居住者は次々と替わってきました。現在は、城内は公園になっており、市内随一のビュースポットとなっています。
1500年もの前の創設の古さが身にしみる、城趾。
時代をしみじみ感じる、中世のお城 ▲クリックで拡大します。▲ |
城壁の上を歩くことが出来ます。
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街を監視した爪痕と、抜群の眺め。
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ポルトガル初代国王が建造を命じた大聖堂《カテドラル》
1147年にイスラム礼拝堂跡に、アフォンソ・エンリケスにより命じられ建てられ、もともとは砦として利用されました。フランスの名匠による設計で、大震災にも倒壊しなかったほどの堅固な造りで、ゴシック様式の回廊や、バロック様式の祭壇、バラ窓などが人気の見どころになっています。
2本の高い塔が目印。
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正面の“バラ窓”
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旧懐の念と美しさを感じるアルファマ地区の展望台《サンタ・ルジア展望台》
カテドラルからトラム路線を上がったところにある、青いテージョ川と古いアルファマの街を一望できる展望テラス。アズレージョの彩りが美しいスポットになっています。
アズレージョの彩りが綺麗です。
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アルファマの中心《ポルタス・ド・ソル広場》
テージョ川とアルファマの景色が広がる、この界隈きっての眺望スポットで、アルファマ地区の拠点となる街の中心。“ポルタス・ド・ソル”とは、「太陽の扉」の意味をもち、広場には、サン・ヴィセンテ像が立っています。
ポルトガルの守護聖人、サン・ヴィセンテの像
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リスボンの最も古い街並みを残す路地《路地裏》
古く狭く、迷路めいた街。ムーア人の支配を受けた時代、市の中心であったアルファマ。大地震の被害は免れましたが、市の中心機能が再建地域に移された後は、漁師や労働者が住む街となりました。狭い路地と、窓にぶら下がる路地裏の洗濯物などは、有名な風情として取り上げられています。
古く狭い迷路のような街並み
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