Picadilly Street(ピカデリーストリート)に、こぢんまりした静かな感じのする、Princes Arcade(プリンセスアーケード)があります。その中に入って行くと、小さなチョコレートショップがあります。ショーウィンドウには、エリザベス女王様の写真が飾られていました。

そこは、1902年創業の、隠れた名店としてお得意様に人気の、手作りのチョコレートショップ、「PRESTAT(プレスタット)」。英国王室御用達のチョコレート専門店です。

紫色の箱の専用ボックスに入った「ナポレオン　トリュフ」(200g入り)が有名で、ハンガリー産のトカイワインと、シャンペンを使ったご自慢の一品。他にも、小さなかわいいトリュフが主流で、量り売りか、詰め合わせかのどちらかになっています。品種も、品数もあまりたくさん揃っているほうではないけれど、トリュフに手作りのこだわりの味を大切にした、また、それが人気のお店です。

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　エリザベス女王からの王室御用達も持つ、由緒正しい、老舗チョコレートメーカー『PRESTAT』（プレスタ）。長い歴史をもつお店は、月日が経っても、変わらぬ風情で、そこにありました。　

　ショコラティエの家系だった創業者アントワーヌ・デフォーが、故郷フランスから亡命しロンドンで1902年に開業した、ロンドンのチョコレート専門店。賑わうピカデリー大通りから少し離れ、ひっそりとした隠れ家のような「Princess Arcade(プリンセスアーケード）」の中で、ピンク色に染められたショーウィンドゥと店内。魅惑的な「プレスタ」のチョコレートが持つ雰囲気と、ぴったりです。チョコレートショップとしては、稀に見ぬ、独特の雰囲気です。

　お店のイメージに合った、奇抜なカラーデザインのパッケージは、かつてクリスチャン・ディオールのデザインも手がけたデザイナー、キティ・アーデン氏によるもの。遊び心も感じる高級感、贅沢品であるチョコレートにぴったりのパッケージは、一目見て「プレスタ」とわかり、「プレスタ」のチョコレートだからこそ、ぴったりはまっているのだと、非常によく伝わります。

　12年前に訪れたとき、この「プリンセスアーケード」は、黒と生成色を基調とした、もう少し暗いアーケードでした。その時、「プレスタ」の店内は、真っ白でした。しかし、アーケードが白く、明るくなり、「プレスタ」は、ブルーとピンクになりました。主たるパッケージが、ピンクとブルーを基調としているのは、昔も今も変わりませんが・・・。しかし、いずれのカラーを持って来ても、「プレスタ」のイメージは変わらず、何年経っても同じ。これが、本来のブランドの姿なのだと感じます。

　少し大ぶりの『ナポレオン3世トリュフ』は、プレスタ創業以来100年を越えるベストセラーです。ロンドンで亡命していたナポレオン3世にちなんで名付けられました。チョコレートの原点とも言える、誰もが美味しいと感じる懐かしい味わいは、「プレスタ」の代名詞にもなる“シャンパントリュフ”です。

真っ白なプリンセスアーケードの中の、 ブルーとピンクに染まる『プレスタ』 ▲クリックで拡大します。▲ 　 独特のパッケージもトリュフも、より一層充実しました。 沢山山に積み上げられているのは『ナポレオン3世トリュフ』 ▲クリックで拡大します。▲

　12月、クリスマスムード最中のロンドン。賑わう街に、淑やかにクリスマスを彩る、「Princess Arcade(プリンセスアーケード）」の中で、独特の雰囲気で、クリスマスを装う『PRESTAT』（プレスタ）。いつものイメージカラーの“ピンク”と“ブルー”に,クリスマスカラーの“レッド”と“グリーン”が加わりました。デザイナー「キティ・アーデン氏」による、奇抜な独特のカラーデザインのパッケージも、クリスマスのデザインに・・・。大きなギフトから、小さなかわいいパッケージものまで!!

　「プレスタ」ならではのクリスマスイメージに、ロンドンならではのクリスマスには欠かせないお菓子が、 老舗チョコレートメーカーの伝統ある仕上がりで、沢山並びます。この時季だけの、特別なお楽しみです。

クリスマスツリーでプリンセスアーケード も、ロンドンの楽しいクリスマスムードです。。 ▲クリックで拡大します。▲ 　 クリスマスデザインやクリスマスのブーツやスノーボールの形のパッケージ。 とっても可愛いクリスマスの装い。 ▲クリックで拡大します。▲

『MINCE PIE』(ミンスパイ) ロンドンのクリスマス伝統のお菓子。 プレスタには、チョコレートの風味もあります。 ▲クリックで拡大します。▲