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France Rhone-Alpese【Lyon】
2023
《Chocolaterie》《Pâtisserie》
【Maison Pralus】メゾン・プラリュ
2023
“Praline rouge”が入ったブリオッシュ、『La Praluline®』のお店
リヨンの銘菓“Praline rouge(プラリーヌ・ルージュ)”が入ったブリオッシュ、“La Praluline®(ラ・プラリュリーヌ)”で有名な、『Maison Pralus(メゾン・プラリュ)』。“Maître Chocolatier(メートル・ショコラティエ)”として有名で、フランス最優秀職人賞(M.O.F)も受賞されている“François Pralus(フランソワ・プラリュ)”氏のショコラトリーとパティスリーのお店です。
創業は1948年で、同じく“M.O.F”の“François Pralus”氏の父である、“Auguste Pralus(オーギュスト・プラリュ)”氏が、ロアンヌにパティスリーのお店をオープンさせたことが始まり・・・。そして、1955年に、この有名な銘菓“La Praluline®”が創られました。この美味しくお洒落なブリオッシュが、70年近くも前に作られていたとは、驚きしかありません・・・。この“La Praluline®(ラ・プラリュリーヌ)”とは、ピンク色に色づけされた砂糖でコーティングしたアーモンドや、ヘーゼルナッツの“Pralines”をふんだんに使った、ブリオッシュのことで、フランスでは、非常に有名なお菓子です。多い日には、1000個以上売れるお店もあるようです。
リヨンには4店舗あり、このお店は「Lyon-Presqu'île(リヨン・プレスキル)」店。1988年にロアンヌのお店を引き継いだ“François Pralus”氏は、リヨンの老舗ショコラティエ『BERNACHON(ベルナシオン)』で研修していた時の思い「カカオ豆から独自のチョコレートを製造する」ということ、“Bean to Bar(ビーントゥバー)”を具体化させました。そして、『Maison Pralus』は、ショコラトリーとしても発展することとなります。現在では、マダガスカルのカカオ農園と、ロアンヌに“Bean to Bar”の工場を構え、『Maison Pralus』は、フランス国内に18店舗、展開されています。
※“Bean to Bar(ビーントゥバー)”とは・・・、自社でカカオ豆からショコラまでの製造工程の全てを管理し、独自のチョコレートを作ることです。
※“Maître Chocolatier(メートル・ショコラティエ)” とは・・・、カカオ豆から独自で調合し、チョコレートを作る職人のことをいいます。
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『Maison Pralus』は、可愛らしいワインレッドのお店。一目ですぐ分かります。窓越しには、“La Praluline®”が並んでいるのが見えます。毎日、この“La Praluline”を沢山のお客さんが、買い求めに来店します。
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店内には、“La Praluline®”以外にも、こだわりのショコラなど、たくさんのアイテムです。大きなモニターで、“La Praluline®”の製造過程や、“Bean to Bar”の工場などの様子が覗えます。
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“La Praluline®”は、毎日次から次へとたくさん焼かれ、窓越しに並べられますが、直ぐに売れてしまいます。フランス国内の18店舗で、毎日、焼きたてを購入出来ますが、早い時間に行かないと、品切れが心配されます。このブリオッシュの中に入れている『Maison Pralus』の“Pralines roses”は、17 世紀に遡る、オーヴェルニュ ローヌ アルプ地方のレシピによって、自家製で作られたものだそうです。
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自家製の『Pralines roses(プラリーヌ・ローズ)』や、『BARRE INFERNALE』“ものすごいバー”という名前のチョコバー。かなり大きめのチョコバーは、中身もゴロゴロ素材が入った、大きな、インパクトあるバーです。7種類の風味があります。
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とても有名な『La Praluline®』(ラ・プラリュリーヌ)。ブリオッシュ生地の中に、自家製の“Pralines roses”がたっぷり!1955年から引き継がれる、お店の看板商品です。“Pralines roses”は非常に甘いですが、ブリオッシュ生地とのバランスがよく、非常に食べやすく、忘れられないような味わい・・・。
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『La Praluline®』は、注文すると、1つずつラッピングしてもらえます。専用のラッピングは、懐かしいレトロな雰囲気で、非常にお洒落!