France Rhone-Alpese【Lyon】 2023 《Chocolaterie》
【Le Lautrec】ル・ロートレック


2023

目を見張るような素材が印象のショコラ!

リヨンの中心、有名なジャコバン広場の近くのショコラティエ、『Le Lautrec(ル・ロートレック)』。1994年に、「Claude Deat(クロード・ディート)」氏が、フランスの“シャマリエール”の街に、パティスリーとショコラトリーのお店をオープンされました。そして、会社を設立し、このお店に隣接する、30㎡の工房で、お菓子とショコラを作ったことが始まりだそうです。(“シャマリエール”の街は、リヨンと同じ 「オーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地域圏」ですが、2016年に統合される前の「オーヴェルニュ地域圏」、リヨンは 「ローヌ=アルプ地域圏」だったので、かっては別の地域圏でした。距離的には、リヨンから約170km離れたところに位置します。)
その後、2010年に転換期を迎えてからは、1-2年に1店舗のスピードで、フランス国内にお店をオープンされ、現在は、13店舗となっています。このリヨンの“リヨン・ジャコバン広場店”は、2017年にオープンした7店舗目のお店。また、2011年には、“ジェルザ”の街に、1700㎡の敷地に、すべての生産を行われるアトリエとショップを併設した、会社のオフィスを創られました。
健康的で自然な製品をコンセプトとし、ガナッシュから、コーティングまでのすべてのショコラにおいて、純粋な農園産の“Grand cru chocolat(グランクリュ・ショコラ)”を提供されています。また、環境への取り組みも創意工夫されており、ビニール手袋をメッシュの素材に改善するなど・・・、常に向上心溢れる、フランスの会社らしさを感じます。

※“Grand cru chocolat(グランクリュ・ショコラ)” とは・・・、一品種のカカオや、ある品種を特定する産地のカカオから作るチョコレートのことだそうです。

※“Praline rouge(プラリーヌ・ルージュ)”とは・・・、リヨンの名物菓子で、「Praline rosé(プラリーヌ・ロゼ)」とも言われます。“Praline”とは、ローストしたアーモンドや、ヘーゼルナッツに加熱した砂糖を絡めて作られる糖菓ですが、リヨンのものは、ピンク色をしています。リヨンで“Praline”は、ピンク色が当たり前となっています。これは、リヨンで、いろいろなお菓子や料理に使われています。なぜピンク色なのかは、分かっていないそうです。


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