【Marseille】マルセイユ
マルセイユは、紀元前600年、フォカイア人によって開拓された、
フランス最古の都市。古代には、マッサリア(塩をつくる人々の集落)によって、
いち早く海上貿易都市として繁栄しました。
今では、当然のプロバンス特産物となっているオリーブやブドウなども、
ギリシア人が最初にこの港に運んできたものです。
マルセイユは、現在でもフランス最大の貿易港、
パリに次ぐ2番目都市として南仏の主たる存在となっています。
そういった古くからの街の流れで、今でも言葉の違う様々な人種の人々が行き交い、
一見、少し怖い雰囲気を感じたりもします。
しかし、地元の人々は、大きな声で元気に話したり、笑ったりの人が多く、
とても明るい自由な街。港町の独特の哀愁に満ちた風情のある、
少し、フランスのイメージとは違った、独特のムードがあります。
旧港に行くと、ここは都会のような慌ただしい雰囲気とは少し違った、
マルセイユのそのままの姿です。朝市、獲れたての魚を売る漁師達の姿。
諸外国から次々とやってくる貿易船、停泊する白いヨットや、遊覧船。
そして、人々に一番人気なのは夕陽が差しかかったとき。
その頃になると、旧港周りのカフェや、レストランには、
夕暮れ時の風情を楽しもうとする人々でいっぱいになっています。
レストランの自慢料理は、もちろん「ブイヤベース」。
獲れたての魚介類が、てんこ盛りになって、マルセイユのサンセットの風情と、
美味しい新鮮な魚介類をたっぷり満喫できます。

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旧港。昼間は、周辺の島へ行く、
遊覧船が人気です。
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高台からみた、マルセイユの旧港周辺。
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