パティスリー「ANGELINA」アンジェリーナ
日本でも、「モンブラン」で名を知られる『ANGELINA』。
1903年にオーストリア人の菓子屋の息子ルネ・ランペルマイエ氏が開いたサロン・ド・テで、創業100年の老舗店です。鏡張りの壁にロココ調の装飾は、当時のオーストリアの独特のもので、店内はとても明るくエレガント。この店名の『ANGELINA(アンジェリーナ)』は、彼の妻の名前からつけられたそうです。
このサロン・ド・テの名物は2つあり、ひとつはやはり「モンブラン」。スポンジなどの生地は全くなく、メレンゲのようなムラングと生クリームを土台としてマロンペーストを山盛りにしたびっくりするほどの大きさ。直径10cm、高さ8cmものサイズです。地元の人々も、観光客もみんな、このモンブランを求めて来るのです。決して形は整っているとはいえないのがまた、このパリのアンジェリーナの特徴ですが、堂々たる姿でドンと出てくるモンブランの姿は、いかにも老舗の名物です!って感じを実感します。
もう一つの名物は、「ショコラ・アフリカン」という名の濃厚なチョコレートドリンク。ヨーロッパでは通常、サロン・ド・テでも水は注文するものなのですが、これには必ず水が付いてきます。それくらい濃厚なのです。
この「モンブラン」を食べて、ドリンクとして「ショコラ・アフリカン」を飲んでいる人々の姿を見て、フランス人の甘いもの好きを再認識しました。
ルーブル美術館の前の商店街。 ▲クリックで拡大します。▲
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