Portugal 編


【Portugal】

ポルトガル共和国(ポルトガルきょうわこく)
 首都;リスボン
 面積;約91,985? (日本の約1/4)
 人口;約10,640,000人(2009年) (日本の約1/10)
 公用語;ポルトガル語  

 ポルトガルは、ユーラシア大陸最西端の国家で、かつてはヨーロッパ主導の大航海時代の先駆者ともなった国。そのためヨーロッパで最初に、日本や中国などの東アジアとの接触を持った国家です。

 日本とつながりが深いポルトガルは、歴史の存在する前からの歴史的遺産がたくさん残っています。非常に長い歴史あるポルトガルは、16世紀、日本の種子島にも漂着した頃が、大航海時代の黄金期といわれる時代でした。1543年、初めて種子島に2人のポルトガル人が漂着してから約100年の南蛮貿易、そしていったん交流は途絶えましたが、1853年のペリーの浦賀来航をきっかけに、交流が再開され、日葡友好がスタートする事になったのです。
そのため、ポルトガルの国内では、色々な場所、場面で、日本で馴染み深いものに多く巡り会います。例えば、言葉であったり、食事の料理、スウィートのお菓子、建造物や身の回りの物などでも。実際、ポルトガルから日本やってきた南蛮文化は、例えば、長崎で有名な“ビードロ”のガラス、鉄砲、大砲、ザビエルをはじめとする宣教師によって伝えられたキリスト教、足袋から進化したきっかけとなった靴下。また、ポルトガル語が語源となり日本語になったものは、「カステラ」「テンプラ」「コップ」「ボタン」「カルタ」「コンペイトウ」「バッテラ」「じょうろ」「パン」など。

 非常に独特の日本文化に、欧州文化、外国文化が入り込んだすべては、ポルトガルとの繋がりからだと、改めて実感させられます。そして、現在日本は、世界中の多国の文化を、他のどの国よりもたくさん、日本人らしい取り入れ方で、生活の中で親しむ事が出来る国であると感じておりますが、そのきっかけとなったのが、ポルトガルとの交流が始まりなのです。

 〜ポルトガルは、小さな国です。その中に丘陵に囲まれたような閉鎖的な小さな街が多く在ります。どこも、古い文化と歴史から、それぞれに“色”があり、穏やかで、情緒在る街。懐かしく郷愁を想う、そんな癒やされる街々で出来た国です。〜

ポルトガルの国旗

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