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France Bretagne【Rennes】
2019
《chocolaterie》《patisserie》
【Le Daniel】ル・ダニエル
美味しさと高品質、ブルターニュのお菓子がいっぱいに詰まった、『Le Daniel』
1998年創業のパティスリー『LE DANIEL(ル・ダニエル)』は、レンヌに5店舗のお店を構え、今、レンヌで一番人気の、代表的なパティスリーです。
パティシエであり、ショコラティエ、仕出し業や販売も営まれる“Laurent Daniel(ローラン・ダニエル)氏”は、15歳の時、見習いから初めて、クロワッサンやビスケット、クリームなどの作り方を学び、その後、数々の名門でキャリアを積み、1997年3月、「愛・花と色」というテーマで、フランスの最高の職人技(MOF)の名誉あるコンテストで受賞されました。その受賞後、ブルターニュに戻り、自分の「maison de pâtisserie(ケーキショップ)」を創設されました。
ダニエル氏は、何よりも、偉大で素晴らしいグルメと情熱的なペストリーの職人です。料理やペストリーは、出来上がりの美しさ、細部へのこだわり、品質を追求し、創造性、そして美味しさを兼ね合わせたもの。
ダニエル氏の偉大な言葉として・・・、『一言で言えば、美しさはいたるところにあります。私たちの目を見逃しているのは美しさではなく、それを見逃しているのは私たちの目です』・・・。何事も、素直な目で見たいと改めて思わされてしまいます。
Le Daniel Magasin des Halles
『Le Daniel Magasin des Halles』(ル・ダニエル・マガザン・デ・アール)は、1998年、初めてダニエル氏が構えた『LE DANIEL』のお店で、現在は本店です。レンヌの中心部、市庁舎近くの生活圏にあり、周辺には、飲食店が多数集まっています。店内は、非常に奥に広く、喫茶スペースを設けています。
ダークブラウンに、木目調と大理石、煉瓦を合わせ、すべてがバランス良く組み合わされ、落ち着いた雰囲気、お洒落で清潔感ある、非常に“格好いい”お店です。左側手前から奥まで、ガラスのショーケースの中は、ガトーから、簡単なお惣菜やサンドウィッチ、ヴィエノワズリー(菓子パン)、ブルターニュの焼き菓子、マカロン、ショコラ・・・、とずっと続きます。幅、長さ共に大きく、ショーケースのスペースは、かなりのもの。ここにぎっしり並ぶ迫力は、まれに見る凄さです。
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テラス席も設けられた、サロン・ド・テでもある、本店のお店。
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手作りとは思えないほどの、均一性の取れたとてもキレイなガトーは、20種類くらいはあります。簡単なお惣菜やサラダ、サンドイッチ、フランス料理らしい前菜など、フランスの美味しいものが、寄せ集められているようです。
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ショコラのショーケースと、その先に、カウンター席、テーブル席と、喫茶のスペースです。ショコラから先は、床が木目調に変わり、壁は煉瓦の落ち着いた雰囲気です。
Le Daniel Magasin des Lices
『Le Daniel Magasin des Lices』(ル・ダニエル・マガザン・デ・リス)は、リス広場の近くにあるお店。トラディショナル、伝統的な雰囲気が自慢のお店で、ブルターニュの名物、ガトー、菓子類、アイスクリームなど、職人の数々のアイテムを取り揃えられています。
本店のような喫茶のスペースは無く、販売のみのお店ですが、店内は広く、デザイン化されたお店の佇まいや、ぎっしり並ぶ商品の数が、他にない印象的です。
広い店内は、大きく2つに分かれていて、手前は超アンティークな雰囲気の、趣がたっぷり込められた商品棚のコーナー。そして、奥は、雰囲気は一転して、大きなガラスのショーケースが一面に広がる、斬新な雰囲気のパティスリー。全く別の雰囲気ですが、どこか共通させるような雰囲気、イメージを持たせ、ひとつのショップにまとめ上げている、とても高いセンスで、オシャレです。
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美術館のようなショーウィンドゥ。トラディショナルな雰囲気のお店。
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床から壁面に、アンティークの商品棚を設け、いっぱいに、見せるようにディスプレイ。照明のシャンデリアや、天井の創りなど、なんとも素晴らしいデザイン。ダニエル氏の心意気や真髄を感じます。
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2面の壁面に添って、ガトーがしっかり映えるように、ガラス張りの広い、真っ白なショーケース。アンティークとはイメージが異なり、かなり斬新な、落ち着きのある、高級感のあるデザインの空間です。非常に明るく、清潔感タップリです!