
Principauté de Monaco 2023 Noël モナコ公国
フランスの南東の端、地中海に面するコートダジュール地方にあるモナコは、その地中海の絶景が望め、年間を通して晴天が多く、とても過ごしやすい国です。
三方がフランスに囲まれ、公用語もフランス語。民法は、フランス国の民法にならっており、通貨や税関に関してもフランスと連合してるので、ユーロが使用されています。また、1918年以来、モナコの軍事的安全はフランスが担っていて、万一、モナコが外敵から襲われた場合は、フランスはモナコの独立国家としての安全を守らないといけないそうです。ですので、いろいろな面で、非常にフランスに関わりが深い『モナコ公国』です。
現在のモナコの面積は、約2.1k㎡で、バチカン市国に次いで世界で2番目に小さい国です。しかし、埋め立てにより、モナコの国土は20%拡大しました。2005年の時点では、約1.9k㎡だったそうです。そして、さらに今、2025年に向けて、地中海を埋め立て、海岸線の輪郭を約6万㎡拡張するプロジェクトが始まっているそうです。総工費は、23億ドルだと言われています。モナコは、どんどん変化していきます。
モナコは、実際に住んでいる居住者のうち、モナコの国籍を持っている人は、人工のわずか4分の1程度だと言われています。ほとんどが他国の国籍の保有者で、世界中からセレブが集まる国だと言われています。モナコ居住者には、個人所得税や相続税、贈与税などが課されないために、世界中の多くのセレブが高額な税金を逃れるために集まり、モナコに移住するそうです。
また、治安の良さも世界トップクラス。街の空気自体が穏やかで、和やかな空気に包まれています。礼儀正しく、穏やかで優しさがにじみ出たような人々、ゆったりとした空気感があります。街全体がそんな空気になっていて、犯罪なんて起こらない、悪人などいない印象です。こういった治安の良さも、セレブから人気がある理由のようです。それも、治安の悪化により住民の流出や消費の減少を防ぐために、防犯カメラが街中の至るところに設置されており、国全体が厳重な警備体制にあるようです。また、街のどこにもゴミなど落ちてなく、街中がとてもキレイです。
モナコは穏やかで優しく、安心でキレイな街、とても過ごしやすい国。人々が世界中から集まるインターナショナルなので、公用語はフランス語ですが、モナコ語やイタリア語、英語も日常に使われているようです。
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高層ビルが建ち並び、クルーザーが並ぶモナコ湾。
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モナコの象徴のひとつ『Casino de Monte-Carlo』(カジノ・ド・モンテカルロ)
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『Palais princier』(大公宮殿)
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ショップが並ぶ『Boulevard des Moulins』(ムーラン通り)
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『Monaco Ville』(モナコ・ヴィル)地区内の『Le Rocher』(旧市街地)
2005
フランスとイタリアに囲まれた世界で2番目に小さな国、モナコ公国は、人口約3万7千人、面積は皇居の2倍ほどしかありません。1860年代にカジノや高級ホテルが次々と完成し、世界中の王侯貴族や大富豪達で賑わうリゾート地となり、年間を通してイベントが行われます。毎年5月に開催される、一般道路がサーキットになる、有名なF1グランプリも、この国最大のイベントのひとつです。
モナコは、治安も良く、清潔感あふれたきれいな街です。非常に凝縮されたところに、宮殿から大聖堂、博物館にカジノ、ホテル、港、旧街道、ありとあらゆる生活の拠点が詰まっていて、非常にきれいに整った街の仕上がりになっています。そんな中、衛兵交代が毎日11:55〜正午の5分間行われ、人々が宮殿に集まり、マルシェで買い物をする地元のマダム達、旧市街で営むレストラン、街が動いて生きている・・・当たり前だけど、それがすごいことに感じるような、不思議な感じを抱いてしまうほど、きれいな街です。
モナコは、元気だけど穏やか、上品で静かな街です。
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『Le Casino de Monte-Carlo』
(ル・カジノ・ドゥ・モンテカルロ)
モナコのカジノは、優雅に楽しく過ごす大人の社交場。
パリのオペラ座を手がけたガルニエが設計した、とても豪華な造りです。 -
道路のライン。右のストライプの印。
F1グランプリのコースのスタートラインです。