France Paris 2019 Noël / 6区 《Pâtisserie》
【LA TARTE TROPÉZIENNE】
ラ・タルト・トロペジエンヌ


2019 Noël/6区

“Saint-Tropez(サント・ロペ)”生まれのフランス菓子『タルト・トロペジェンヌ』の専門店

フランスの伝統菓子のひとつ、“Tarte Tropézienne(タルト・トロペジェンヌ)”の専門店、『LA TARTE TROPÉZIENNE』(ラ・タルト・トロペジエンヌ)。フランスの20以上の都市で、現在38店舗展開するブランドで、ここは、パリ店です。パリでは、2013年にオープンしたこのお店のみで、6区のサンジェルマン・デ・プレ、メトロMabillon駅のすぐ近くです。
この“Tarte Tropézienne(タルト・トロペジェンヌ)”というお菓子は、ブリオッシュ生地に、「Crème mousseline(クレーム・ムースリーヌ)」※と呼ばれるクリームを挟んだ、やさしいお菓子で、ブランジュリ(パン屋)では、よく見かける人気のスイーツです。これは、南フランスのCôte d'Azur(コートダジュール)のリゾート地、“Saint-Tropez(サン・トロペ )”発祥の伝統菓子で、1952年頃、“Alexandre Micka(アレクサンドラ・ミカ)”というポーランド人のパティシエが、パン屋を営み、幼い頃、おばあちゃんに作ってもらっていたこのお菓子を作り、販売していました。1955年に、映画「Et Dieu créa la femme」の撮影中だった、“Brigitte Bardot(ブリジット・バルドー)”※が、差し入れのこのお菓子をとても気に入り、「このお菓子のに名前を付けたらどう?タルト・サントロペがいいんじゃない!」と提案し、これがきっかけとなり、“サントロペの女の子”という意味の、“Tropézienne(トロペジェンヌ)”と名付けたそうです。
この“アレクサンドラ・ミカ”を祖母に持つ、『LA TARTE TROPÉZIENNE』は、本家本元です。

※「Crème mousseline(クレーム・ムースリーヌ)」とは、カスタードクリームをベースとしたバタークリーム。
※“Brigitte Bardot(ブリジット・バルドー)”とは、“フランスのマリリン・モンロー”とも言われた、20世紀のヨーロッパを代表する女優。モデル、歌手でも、活躍している、フランス・パリ出身の女性。現在は、動物保護活動家でもあるそうです。


コラム一覧に戻る