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France Paris
2019 Noël・2011 / 7区
《chocolaterie》
【Jacques Genin fondeur en chocolat】
ジャック・ジュナン フォンダン・ショコラ
2019 Noël/7区
“チョコレートのブティック”!!
“Jacques Genin(ジャック・ジュナン)”氏は、2008年、パリ3区のマレ地区に、『Jacques Genin fondeur en chocolat(ジャック・ジュナン フォンダン・ショコラ)』を、オープンさせました。そこには、ショコラトリー(ショップ)と、カフェ、アトリエ(作業所)があります。そのアトリエでは、毎日、“Jacques Genin”ご本人が、ショコラを作られているそうです。“Jacques Genin”氏の想いは、「手仕事に心がけ、ただ美味しいモノを届けたい」、そんな心が込められ、作られているショコラたちです。
そんな“Jacques Genin”氏が作るショコラは、ヴァローナに特注で依頼している、オリジナルブレンドのクーベルチュールを使用した、特別なショコラだそうです。そして、そのショコラを使って作られる“Bonbonショコラ”は、様々なフレーバーのガナッシュに、ダーク、ミルクのショコラが薄くかかり、絶品の至高の“Bonbonショコラ”となります。ショコラトリーには、“Bonbonショコラ”の他に、“パートドフリュイ”、“キャラメル”があります。どれも、風味にこだわった、一粒づつ丁寧に作られたもの。
今回行ったこのお店は、マレ地区の本店ではなく、7区の“Varenne(ヴァレンヌ)店”。白を基調とした、とても清楚で、気品な風格あるお店です。スタッフもとても好意的で、丁寧に商品を取り扱い、詰め合わせてくださいます。
※ “Jacques Genin”氏は、フランスの資格のあるショコラティエではなく、ほぼ独学でショコラを勉強されました。ご本人は、ご自身のことを反逆者と表現されているそうです。ご自身は、食肉工場で勤めた後、28歳で、自らレストランを開業し、33歳の時に、「メゾンドショコラ」のショコラティエとして、勤められていました。そして、2010年に、CCC(フランスのショコラ愛好家による会「Club des Croqueurs de Chocolat(クラブ・デ・クロクール・ドゥ・ショコラ;チョコレートをかじる人たちのクラブ)」)のトップショコラティエに指名されました。
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パリの7区、左岸のデパート「ボンマルシェ」(Le Bon Marché)から北に伸びるrue du Bac(バック通り)界隈には、たくさんのパティスリーが集まる、左岸スイーツ激戦区です。そこにある、『Jacques Genin fondeur en chocolat(ジャック・ジュナン フォンダン・ショコラ)』の“Varenne(ヴァレンヌ)店”。まるで、ブティックのような佇まい。
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店内は全体的に大きく、ゆとりがあり、空間も広々。窓際のダウンライトが、温かみのある電球色なので、その色目が、窓のある壁の色や素材とうまく合って、とてもいい感じに、暖かな差し色が入っているように感じます。真っ白と、アイボリーのような暖色が合わさり、店内全体がバランス良く、清楚で上品な雰囲気。
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明るいライトと、真っ白な中に、黒とシルバー、木目が入るデザインで、とても明るく、光るような綺麗な雰囲気です。そして、非常に穏やかで、落ち着ける空間です。
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Bonbonショコラのショーケースが広がります。とても綺麗で、大きなショーケース。左側に、ケースに入れられたもの。真ん中には、色々混ぜたサンプル。右側には、30種類近いBonbonショコラが、金属のトレーにキッチリ並んでいます。
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デザインを描くように、ショコラが並べられています。並べる種類、並べ方で、雰囲気、イメージが、随分違います。とても綺麗です。
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『Pâtes de fruits(パート ド フリュイ)』も、風味のバリエーションが豊富で、フルーツの色がとても綺麗です。転がした様相が、とても美味しそうで、魅力的です。一般的に、“Pâtes de fruits”は、甘すぎるのが印象的ですが、“Genin”氏の作るものは、「フレッシュ感のある濃厚フルーツジュース」のようであると、非常に人気です。
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『Caramels(キャラメル)』。風味のバリエーションが豊富で、14種類前後は、揃っています。生き生きとした新鮮そうな色目が、美味さを、語っているようです。“Genin”氏の作る“Caramels”もまた、口溶けの良さ、食べた時に感じる香りなど、非常に人気です。
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『Caramels(キャラメル)』;量り売りですが、30個買えば、専用のアルミケースに入れてもらえます。
2011/3区
ショコラトリー 『Jacques Genin fondeur en chocolat』
ジャック・ジャナン・フォンダン・ショコラ
ここは、パリ3区、北マレ地区といわれる所で、パリの北東、少し静かな庶民の街です。そこに、2008年12月1日に、時の人とも言われるパティシエ“ジャック・ジャナ ン氏”のショコラトリー『Jacques Genin fondeur en chocolat』がオープンしました。
学校に行かず独学で学んでパティシエになったジャック・ジャナン氏。ホテル・クリヨンや、ホテル・ムーリスなどの有名ホテルや、三つ星レストランにもチョコレートをおろしていることでも有名です。お店には通常、ご本人が在席しており、日本語も会話ができるほど堪能で、接客対応してくださいます。
「チョコレート屋さん」には見えない外観で、前を通っても気づかないくらい、“ブティック”と言われるくらいの洗練されたお店。自然の光がたっぷり入る明るさで、お洒落なホテルのロビーやブティックのような広々とした優雅な空間、サロンドテ(カフェ喫茶)が併設されており、そこからのびる螺旋階段を上がると、2階ですべての商品が作られる工房になっています。
パリで見る「チョコレート屋さん」のイメージとは、少し違う、新しいチョコレートの感性を感じ受けます。
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『Bonbon de chocolat』詰め合わせコーナー
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『Bonbon de chocolat』
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ショーウィンドゥ
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サロン・ド・テ