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France Paris
2023 Noël / 18区
《chocolaterie》
【dengo】デンゴ
2023 Noël/18区
異国の雰囲気漂う、ブラジル生まれのショコラティエ。
パリのモンマルトル地区の地下鉄の駅“Abbesses(アベス)”、人気のスポット「Le mur des je t'aime(ジュテームの壁)」の近くのショコラティエ、『Dengo(デンゴ)』。一見、パリではあまり見ないような雰囲気のお店です。“Café(カフェ)”が併設されており、木目調の落ち着いた雰囲気の中、はっきりした色目を使った店内のパッケージやディスプレイ。異国の雰囲気が漂うような・・・。この『Dengo』は、ブラジル生まれのチョコレート専門店で、近年、店舗の数も増やし、コロナ禍からオンラインも充実化させた、ブラジルで、急上昇中の人気のお店のようです。
『Dengo』とは、ポルトガル語で“愛情・魅力”を意味するそうです。ブラジルのBahia(バイーア)州のシンボルである“Cabruca(カブルーカ)産”のカカオ、自然からの栄養素、風味、香りが非常に豊富な高品質なカカオのみを使用されています。余分な人工香料などは一切使わず、砂糖を最小限に抑えられているため、純粋で、高濃度なカカオそのものの美味しさを味わうことが出来るチョコレート。酸味や渋みがはっきりと感じられるチョコレートの味。ブラジル独特の豊かさと個性、奥深さを感じるチョコレートです。
ブラジルには、SÃO PAULO(サンパウロ)を中心に数都市で30店舗以上もあるようですが、ブラジル以外のお店は、パリだけのようです。パリには、この18区のお店と、6区にも新しくできているようで、2店舗の展開です。ブラジルなので通常はポルトガル語ですが、このパリのお店では、フランス語で表示されています。店内のディスプレイや配色などからも、異国の“ブラジル”の雰囲気が感じられ、併設のカフェでは、コーヒー豆としても名高いブラジル産のコーヒーも・・・。とてもお洒落にまとめられていました。
商品のアイテムは非常に多く、クリスマスシーズンならではの“PANETTONE(パネットーネ)”などもあり、独特な雰囲気を保ちながらも、パリにある沢山のChocolatiers(チョコレート店)にも溶け込んでおり、非常に新鮮な感じがします。
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パリ18区のこの辺りは、“芸術の街”とも言われ、情緒ある雰囲気です。木目調の落ち着いた雰囲気のお店。一見、ショコラティエだとは分からないような・・・、皮製品の店とか、紳士服のブティックとか、トラディショナルなカフェとか・・・、POPやショーウィンドウを見るまでは、何の店かわからないような佇まい・・・。
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店内は広々としていて、奥がCaféのスペースです。木目調と石壁風のタイルや大理石を組み合わせた、高級感あるお店でありながら、ナチュラルで落ち着いた雰囲気。
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『Tablette(板チョコ)』や、ナッツやブラジル産のコーヒー豆をショコラでコーティングした『Drageas(ドラジェ)』など・・・。パッケージや量り売り、ギフトにしたアイテムなど、いろいろ選べます。
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固まりのプラリネを切ったり砕く特別な『Quebra-Quebra Praliné de Noix de Cajou』(カシューナッツのプラリネ)。注文すると、その場で切ってもらえます。カカオ50%のミルクチョコを使用し、細かなカシューナッツの粒が見られます。“Quebra”とは、ポルトガル語で“破・裂・砕”といった意味のようです。
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壁面の商品棚の前の丸テーブルのディスプレイ。ショコラの他にも、可愛くお洒落な、様々なこだわりの陶器やテーブルリネンなどのグッズが販売されています。ブラジル産の手作りのもので、カップやプレート、ナプキンやナプキンリングなど、自然な素材で繊細に作られています。
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クリスマスシーズンには、とても素敵に『PANETTONE』も・・・。