チョコレートはカカオ豆を加工してつくります。
カカオ豆の産地は各国に点在し、
これを扱うチョコレートの生産工場もまた各国に分布しています。

一般にチョコレートの「産地」とは生産工場のある国を指します。
つまりは、チョコレート工場の拠点であり、
原料の調達や調合のスタッフなど様々な要素が集結しているともいえます。

現在、モンロワールが最も美味しいと認め、
すべての基本となるダークチョコレートに用いているものはベルギー産。
その理由は、優れた設備、調合の技術、良質な原料の確保、
長い歴史で培った経験や知識が充実しているからです。

しかし、決して産地のイメージや名目にとらわれることはありません。
私たちが重きをおいている判断基準は、
「その時、その商品に、最も適したチョコレートを使用する」ということです。

近年、日本の環境や技術も、海外に引けをとらず向上しており、
今後もっと美味しいチョコレートが生まれるかもしれません。
そうなれば、私たちは迷うことなく国産のものを選びます。
日本人の味覚に合ったものがつくれるのは、やはり日本であるはずですから。